魔術師の日常 PART1
Do what thou wilt shall be the whole of the Law.
今回から、以前私が素朴な疑問として持っていた「毎日どのような生活、実践をしているの?」といういわゆる「魔術師の日常」についてお話をしていこうと思います。
まず、「魔術師って普段仕事は何をしているの?」という疑問を持っている方も多いと思います。
怪しげな裏稼業とか、人里離れた山奥で隠遁生活とか等々、想像が膨らむかもしれませんが、大抵の魔術師は一般の社会の中で一般の方々と変わりない仕事を行っています。
私の周りも一般企業に勤めている方、教師、芸術家、占い師等々様々な職種の方がいます。
私はこの事実を知ってから、自分が知らなかっただけで魔術・魔術師は様々な所に存在しているのだとワクワクしてきて、自分を取り巻く普通の世界が色鮮やかに輝いて見えるようになりました。
安易に話すことで様々な誤解を受けることもあるので、基本的には普段の生活の中で、自身が魔術師であるということは皆さんオープンにしていないと思います。
「均衡」というのは大事なキーワードです。
魔術を働かせるためには様々な物・事・状態等を調和させ均衡させる力が必要です。
ですので生活をしていくうえでも、精神世界の事柄だけに偏るのではなく、この社会で生きていくための基盤をしっかりと強くするために、経済活動としての仕事はとても重要になってきます。
さて、具体的に魔術師として日常行っていること、いわゆる日課についてですが、、、これは本当に人それぞれ十人十色です。
どのようなワークをするか自身の成長度合いに合わせて、自由に内容を決めている方が多いと思います。
オーダー(結社)に入っている方はワークの内容があらかじめ決められている場合があるため、ここに沿って実践していくことが多いでしょう。
現在私はA∴A∴に所属しており、自分の位階に沿った内容のワークを行っています。(O.T.O.にも所属していますが、O.T.O.には教育制度が無いため決められたカリキュラムはありません)
魔術を学び始めたころは何から行ったらいいのか皆目見当がつきませんでした。
このblogを読んでくださっている方の中にも、同じように悩んでいる方がいらっしゃると思いますので、次回の記事では、以前私が行っていた基本的な日課を紹介していきたいと思います。
Love is the law, love under will.