象徴(シンボル)に命を吹き込む
Do what thou wilt shall be the whole of the Law.
象徴(シンボル)について基礎を学ぶことはとても大切です。
しかし本に書かれていることを、ただひたすら読んで覚えるだけの段階をずっと続けるのはとても退屈でしょう。
ただ知識として蓄えただけでは、他人の服を着ているようでしっくりこないため、シンボルを魔術的に使うことは難しくなると思います。
基礎を踏まえた後は、毎日の生活の中で自分のフィルターを通し、体験しながら学ぶことでシンボルは生き生きとしたものになるでしょう。
そのためのプラクティスとしてお勧めなのは、まずは基本となる四大エレメントを、自分の身の回りからとことんリストアップしてみる方法です。
例えば「火」のエレメント的なものは何かな?というふうに。
100個以上リストアップしてみてください。
初めは目に見えるものを順調にリストアップできていても、途中からもう思いつかない、、、と投げ出したくなる時期が来るかもしれません。
そんな状態になった時こそ、もっと奥深く万物に思考を届けるチャンスだと思ってください。
「火」は目に見えるものだけではなく、状態・状況も表すことができるのだと視界・意識を広げ、そして自分自身のフィルターを通した時に、腑に落ちる生きたシンボルにしていくことは魔術師にとってとても大切な事だと思います。
例えば「仕事」1つをとってみても、人によって、
能力を強く打ち出す火、
多く人とコミュニケーションをとり交わす風、
心を込めた優しい行為の水、
生きるための基盤の地というふうに違いが出てくると思います。
感覚を柔軟にし、様々なものを多面的に見ていく訓練にもなりますね。
魔術に関する事を総合的に行っていく相互扶助グループ
「ADENIUM TEMPLE(アデニウムテンプル)」を作りました。
今後グループとして、魔術を学び合い交流する機会を作っていきたいと思っています。
ADENIUMとは砂漠の薔薇という植物の名前です。
グレートワークへの道は砂漠に例えられており、この道を歩く者達の象徴としてこの名前をつけました。
ちなみにAD(E)NIUMをゲマトリア変換すると111(アレフのフルスペリング数値)でありUnityを表します。
Love is the law, love under will.